3月号
目次/2019年3月号/みんなの図書館
MARCH
2019
No.503
特集:『みんなの図書館』とわたし
特集にあたって 編集部 1
『会報』から『みんなの図書館』へ 若杉隆志 2
『みんなの図書館』─思い出すことなど 川越峰子 8
ワンポイント・リリーフの編集長として 安発義彦 15
私の『みんなの図書館』編集時代 林千賀 21
『みんなの図書館』を巡るさまざまな思い出 片野裕嗣 25
『みんなの図書館』≒職歴の半生を思い返して 松本芳樹 29
『みんなの図書館』関西編集部の活動 津越悦郎 35
二題噺─『みんなの図書館』とわたし 村岡和彦 42
『みんなの図書館』とわたし 高柳有理子 44
『みんなの図書館』歴代編集長 7
一般:
練馬区立図書館専門員のたたかい─「図書館司書のストライキ」を掲げて オニール原田芽 47
九条俳句掲載へ─公民館だより俳句掲載拒否訴訟が私たちに残したもの 藤巻幸子 59
連載:
男木島図書館便り─28 額賀(福井)順子 62
ほん・本・Book:
『挑戦する公共図書館』 上岡真土 64
『図書館の「捨てると残す」への期待と不安』 佐久間美紀子 66
各地のたより:
東京発=としょかん文庫・友の会 図書館 きのう・今日・あす 2018─山口源治郎氏講演会「戦後図書館のあゆみ─中小レポート・市民の図書館から現在へ─」 蓑田明子 68
図問研のページ:
今月贈っていただいた資料 72
会員異動 72
2月号訂正 72
編集後記 72
原稿募集6月号特集こんなことをしています(仮) 71
column: 図書館九条の会:
韓国、徴用工判決と日韓の温度差 石川ゆたか 61
Crossword Puzzle; 415 46
特集にあたって
編集部
文責:川越峰子
実は2018年12月号で500号だったのですが、自転車操業体質に事務所の移転などが重なり、何もできなかったので3号遅れで記念特集としました。
100号ごとの特集を見るとその前後も含めて、案外記念特集は組んでいません。組んでいても、図問研についてです。2010年8月号が400号記念号で、そのp.48に西村彩枝子さんによる「『みんなの図書館』のあゆみ」と題する編集後記で振り返った記事があります。
また、『みんなの図書館』そのものについては、1989年11月号の150号で「『みんなの図書館』の作り方・生かし方」という特集を組んでいます。歴代編集長の苦労話や会社含め編集にかかわった人々、感想など、力の入ったものです。でも、30年も前のこと、現役のみなさんはほとんど知りませんよね。
そこで歴代の編集長に是非ご登場いただかねば、と思ったのですが、すでに退会されていて消息が知れなかったり、鬼籍に入られている方もいらして、全員というわけにはいきません。ご都合もあり、6人の編集長に執筆いただきました。編集長という立場から当時の『みんなの図書館』がどのように作られてきたかがしのばれます。
また、原稿募集でお二人が投稿してくださいました。
原稿を一読して思うのは、みんな「若い」ということ。20-30代です。現在の編集部員はリタイア後の高齢者もいるのですが、そういう人たちを除いても、15-20歳は若い。この若さが『みんなの図書館』だけでなく図書館サービスを開いてきたんだなと思います。
昔話が多いのですが、今を切り開くきっかけになれないでしょうか。
みんなの図書館編集部:明石浩/片野裕嗣/川越峰子/子安伸枝/西河内靖泰/微笑正凡/藤巻幸子/二橋雅子/松本芳樹
図書館問題研究会
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メール:tmk55@tomonken.sakura.ne.jp