第69回全国大会(2023・白河大会)

とき:2023年7月9日(日)~10日(月)
ところ:東京第一ホテル新白河(東北新幹線 新白河駅前)
〒961-0856 福島県西白河郡西郷村字道南東7
Tel:0120-303-100/0248-24-0001

大会へのおさそい

2020年4月、白河市での第67回図書館問題研究会全国大会を中止して以来、全国大会はオンラインでの開催を余儀なくされてきました。誰もが、気軽に自宅や職場から大会に参加することができるというメリットがある一方で、議論が深まらない、各地の図書館員と交流できない、地酒を飲みながら楽しくワイワイできないというデメリットも寄せられました。世界的規模での感染症の流行であり、仕方のないこととはいえ、図問研の大会はリアルじゃなきゃ!という声が多く聞かれました。

今年は中止を余儀なくされた白河市での全国大会をようやく実施します。まだまだ、予断を許しませんが、みんなが久しぶりに顔を合わせ図書館について語り合う2日間です。多くの方の参加をお待ちしています。

※討議のために雑誌『みんなの図書館』7月号重要討議課題を読んでおいてください。

【スケジュール】

7/9(日)受付9:00~ 全体会10:00~12:00 休憩12:00~13:30 分科13:30~17:30 懇親会18:00~20:00 テーマ別交流会20:00~21:30
7/10(月)全体会9:00~12:00

【参加費・宿泊など

1.参加費 全日参加 5,000円(非正規 2,000円)
1日参加 3,000円(非正規 2,000円)

2. 懇親会費 6,000円

3. 昼食 各自でご用意ください。

*宿泊について 今回は各自で手配してください。会場である「東京第一ホテル」を希望される方はホテルに直接電話の上、「図書館問題研究会、全国大会の宿泊予約」と伝えていただければ、以下の料金で宿泊できます。※すべてシングル

7月9日(日) 5,500円(本館・朝食なし)/6,100円(本館・朝食あり) 6,500円(新館・朝食なし)/7,100円(新館・朝食あり)

*新館は本館よりもいくぶん広めの部屋です。

この他にも、新白河駅周辺にはいくつかビジネスホテルがありますので、ご自由にお選びください。

【参加申込案内】

1.申込方法以下の通り    *申込期限は6月30日(金)厳守です。

全国大会申込フォーム
*分科会は、第2希望まで。下記の〔分科会のテーマ〕を参照

②FAX、メールで申し込む
図書館問題研究会事務所
FAX:03-6810-7744
E-mail:tmk55@tomonken.sakura.ne.jp

③郵送
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-8 グレインズビル102
図書館問題研究会 宛て
(なお、個人情報は本大会運営のみに使用し、他の用途には一切使用しません)

2.申込確認
申し込まれた方に申込確認をお送りします。申込後10日以内に届かないときは、図書館問題研究会事務所までご連絡ください。

【分科会のテーマ】

1.図書館の原則

原則の分科会では「都道府県立図書館」をテーマに議論を進めます。近年、改築や合築などで県立図書館が開館しているほか、新館整備やあり方に関する議論もいくつか進められており、その結果は報告書や基本構想としてウェブ上に公開されています。今回は『新埼玉県立図書館基本構想』を取り上げ、構想で重視している点を読み解きます。その上で、地域全体の図書館サービス向上を目指す中で都道府県立図書館に期待される役割や機能とは何か、参加者間で議論・検討を深めます。(担当:小田、小池、立川、藤巻)

2.図書館と指定管理

指定管理者制度がスタートしてから20年となる。当初から図書館にこの制度はなじまないとされていたにもかかわらず、じわじわと図書館にも導入されている。 鹿児島県指宿市ではNPO法人の指定管理者の活動が評価されているが、一方でそのNPO法人から待遇の改善を求める声が上がっている。また、滋賀県彦根市では、基本計画改定を進めるなか民間導入につながる複数の動きが出ている。 現地からの報告を受け、参加者により全国各地の情報を交換し、考察を進める。 図書館への指定管理者制度導入の阻止や、直営に戻す手立てを考えていく。(担当:天谷、川越、高野)

3.図書館職員 「司書の力量を生かせる職員制度を─未来の司書のために─」10年後の司書の姿を想像できますか?

現在、公共図書館職員の約75%の非正規職員は有期雇用であり、25%の正規職員も、司書専門職としての採用でなければ、異動があるため継続的な勤務が難しい状況です。図書館の資料構築・多岐にわたるサービスのためには、司書の基礎知識の他に図書館での各種の業務経験と知識の積み重ねが必要であり、職員間の継承が必要です。今回は昨年の「司書の必置アピール」に続き、その司書が継続して働けるよう、図書館で長く働ける司書が減っている現実の問題点を見据えて、未来の司書の在り方を考えていきたいと思います。(担当:清水、林、職員問題委員会)

4.図書館資料

公立図書館の資料費は変わらず減少傾向にあり、雑誌の廃刊や書店の減少が続く中、「文藝春秋」2023年4月号に直木賞作家の今村翔吾氏のインタビュー「図書館への切なるお願い」が掲載され、自民党の書店議連が図書館の新刊貸出や複本を制限する提言をまとめていると報道されています。一方、コロナ禍で図書館にも導入が進んだ電子書籍については、持続性を危ぶむ声も聞こえます。この分科会では、これまでの議論を振り返りつつ、今後図書館が出版社や書店と持続可能な関係を築き、市民への資料提供を保障していく道を探りたいと思います。(担当:新、小廣、村上、山重)

5.図書館の自由と危機管理 やさしく学んで、しっかり理解しよう!

「図書館の自由」&「図書館の危機管理」キホン編

「図書館の自由」が生まれた理由、大切にしているのはなにか。「知る権利」を守るために図書館員はどうするのか。安全な場所であるはずの図書館でトラブルが起きたら、どう行動するのか。「自由」と「危機管理」それぞれの発表を中心に、図書館の基本の姿と、どうあるのがよいのかを参加者みんなで考え、話しあってみませんか。

(担当:高柳、中沢、西河内)

6.住民運動

1967年の富山大会、翌年の愛知大会では「図書館運動を住民の中へもちこみ、住民運動とのつながりを深めよう」と方針が提起され論議が進められた。そして、図書館は住民とつながりながら発展してきた。

そこは職員と住民の顔の見える関係を築くことのできる場があった。賑わっていても、人と人との関係を生み出さない個の集合では、地域に役立つ図書館は生まれない。図書館は、「利用」に加えて、「語り合い」「学び合う」ことのなかで、職員と住民の継続的関係が生まれる。「公共施設としての図書館の意味」を理解する住民(利用者だけではない)と職員、そこで地方自治のありようが構築される。

図書館職員(正規専任司書)の確保が難しい中ではあるが、住民運動と職員について考えよう。(担当:泉、今井、巽)

7.子どもへのサービス─今年のテーマはヤングアダルト!

今年は久々にヤングアダルトサービスに焦点をあて、分科会を開催します。

ヤングアダルト自身に図書館という場の活用について、企画段階からヤングアダルト自身に参加してもらうなど、図書館を自分たちのものとしてもらうためにはどうしたらいいか?について考えます。

○大会現地の白河市立図書館のヤングアダルト担当者からの実践報告

○子育て政策で注目を集める岡山県奈義町の学校図書館からの実践報告

○Vtuber体験を絡めた高校生向け読書推進の報告

等があります。これらの報告を聞いてみんなで話そう! 中・高・大学生世代にも参加をよびかけます。全国のヤングアダルトサービス担当者&関心のある方ぜひ集まりましょう!

*会場の関係で申し込み多数の場合は、当分科会を第一希望の先着20名までとさせていただきます。

(担当:中野、松村、松本)

8.図書館利用に障害がある人へのサービス・多文化サービス

指宿市立図書館の取り組みから

社会情勢は日々、変化しており図書館を利用する人々にも大きな変化が生じている。鹿児島県指宿市立図書館で現在行っている遠隔地サービスや、指宿市立図書館を管理・運営する、NPO法人「そらまめの会」のブックカフェ号事業等について事例発表を行う他、従来の障害者サービスはもちろんだが、社会情勢の変化から生じる新たな図書館利用への課題について、参加者同士で情報やアイディアを持ち寄り、意見を交換する時間を持ちたい。(担当:赤津、徳留、微笑、図書館利用に障害のある人へのサービス委員会)

【テーマ別交流会】 7月9日(日) 20:00~21:30

3.支払い方法
申込後、所定の金額を7月5日(水)までに、「ゆうちょ銀行」の以下の口座にご入金ください。手数料はご負担ください。

○ゆうちょ銀行:ゆうちょ口座への送金
【記号】10030
【番号】36138191
【口座名】図書館問題研究会

○他銀行から振込む場合:
【銀行名】ゆうちょ銀行
【支店名】〇〇八〔漢数字、読み:ゼロゼロハチ〕
【支店コード】008 普通預金
【口座番号】3613819
【口座名】図書館問題研究会

4.変更や取り消しは図書館問題研究会事務所にご連絡ください。ただし、宿泊先のキャンセルは各自でお願いいたします。

5.非会員の方へ
ご希望の方に、『みんなの図書館』7月号(大会特集号)、11月号(大会記録号)をお送りします。必ず申込書の送付希望を選択してください。

テーマ別交流会企画募集
7月9日(日)19:00から、テーマ別交流会を設けます。
テーマ別交流会の開催担当希望者は、「テーマ名」、「内容概要」を明記し、図書館問題研究会メールアドレス tmk55@tomonken.sakura.ne.jp へお申し込み下さい。

6月30日(金)締切
開催するテーマ別交流会は、図書館問題研究会Webページ等で公表します。

主催:図書館問題研究会
問合せ先:図書館問題研究会
E-mail: tmk55@tomonken.sakura.ne.jp
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-8 グレインズビル102
Tel:03-6810-7739
Fax:03-6810-7744

Posted by tmk