ガザ地区における即時停戦を求める声明

2024年3月4日
図書館問題研究会全国委員会

 2023年10月7日のハマス等武装組織の攻撃とその後のイスラエルのガザ地区への攻撃により、イスラエルで1200人以上が犠牲となる一方、ガザ地区では犠牲者が3万人を超え、その多くを子どもが占めていると報道されています。

 Librarians and Archivists with Palestine”によれば、極めて多くの図書館、博物館、大学、文化遺産が破壊されており(注)、そこで働く人々にも多くの犠牲が出ています。

 私たちはこれ以上の犠牲を防ぐために、イスラエル及びハマス等武装組織に対して直ちに停戦を求めます。同時に両者に対してすべての民間人の人質を解放することを求めます。あわせて日本政府に対しては、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への支援を再開することを求めます。

 また、イスラエルとパレスチナが互いに国家として承認し、あらゆる場所でパレスチナ人の人権が保障されることが紛争解決には必要です。私たちは国際社会と連帯して、これ以上犠牲者が増えることを防ぎ、図書館や文化施設を含めたガザ地区の復興を支援する責務があることを確認します。

Posted by tmk