10月号
みんなの図書館
図書館問題研究会
OCTOBER 2025 No.582
特集:図問研とわたし
特集にあたって 編集部 03
わたしと図問研 草野太陽 04
図問研と私 竹内ひとみ 06
図問研と私 吉野恵子 09
私の図書館人生は図問研とともに 脇谷邦子 14
わたしと図問研 西村彩枝子 20
図問研とわたし 齋藤麻理奈 24
大阪市立中央図書館の窓口業務委託で何か起こっていたが…… 村岡和彦 28
子どもにはあいさつしなきゃ 中沢孝之 40
部落差別事象と図書館をめぐるあれこれ 3 様々なバックグラウンド 村岡和彦 45
- 連載
こんな図書館はいやだ 35 ディレンマがいやでバランスよくつまらない図書館 その2 山重壮一 54
男木島図書館便り 68 額賀(福井)順子 59
世界の図書館は、いま。2続 アメリカの図書館は、いま。(94)アメリカ図書館協会の変化 井上靖代 61
column: 図書館九条の会
正義が逆転した時代 伊沢ユキエ 69
Crossword Puzzle; 493 27
- 図問研のページ
2025年度 図書館問題研究会の取り組み 70
アピール 自治体は条例・規則等に司書職を任用することを明記してください 71
会員異動/今月贈っていただいた資料/編集後記 72
コラム:「図書館問題研究会」が誕生した時 13
お知らせ:第17 回なくそう!官製ワーキングプア集会 半貧困集会2025
~ 会計年度任用職員制度 進む!首都圏の任用上限撤廃 ~ 19
みんなの図書館編集部:
明石 浩/今井つかさ/片野裕嗣/川越峰子/高野 淳/
西河内靖泰/微笑正凡/藤巻幸子/松本芳樹/村岡和彦/村上さつき
[特集]図問研とわたし
特集にあたって 編集部 文責:川越峰子
2025 年は図書館問題研究会創設70 周年にあたる。そこで、図書館問題研究会、略称図問研について、入会動機、経験、学んだこと、期待すること等々、自由に書いてもらった。残念ながらそもそも数を集めることができず、中堅どころの人たちの原稿が得られていない。結果、リタイア組の原稿ばかりになってしまったが、若い人が1 人寄せているのが貴重である。
当然のことと言えば当然のことなのだが、リタイア組はそれぞれの図書館員人生と図問研での経験が重なっていて、その時々の支えだったり励みだったり楽しみだったりしているのがわかる。
今、職場で目の前の仕事に追いまくられている現役の人たちは、図問研の活動に参加することにも困難があるかもしれないが、機会をとらえて図問研に触れてみてほしい。そこで抱えているもやもやを吐き出し憂さを晴らすだけでもいい。図問研の役割として、それは結構大きいものではなかったか。そのやり取りの中から職場のもろもろの改革が始まったというところもあったのではないだろうか。
今回に限らず折に触れ図問研とのかかわりを掲載していければと思う。投稿を歓迎する。さらに、この70 周年を機に、図問研の通史につながるような記事の掲載も考えていければと思う。