1月号

目次/2020年1月号/みんなの図書館
JANUARY
2020
No.513

特集:図書館雑感
特集にあたって 編集部 3
図書館の多文化サービス─誰でもできることはこれ 明石浩 4
エブリデイライブラリー!〈いつでも図書館〉日記─令和元年5月の巻 小廣早苗 7
本で提案する「暮らし」 高柳有理子 10
「ベスト」はもうやめませんか 高野淳 14
ふと思ったこと 津越悦郎 18
日本の社会はどこに向かおうとしているのか 清水明美 21

一般:
市立小樽図書館のチャレンジ つながる図書館レポート 鈴木浩一 24
「医学・医療情報提供」のために 医学図書館員の視点から 下原康子 32
シンポジウム『「女性」から考える非正規公務問題~会計年度任用職員制度・相談支援業務から女性の貧困まで~』に参加して 関 洋子 40
田原市図書館「行政・議会支援サービス」より、議会との連携について 河合美奈子 46

新連載:
図書館の生態系─1 連載にあたって 山本順一 63
連載:
公民館・図書室からの風景─7 アイルランドの旅と「本」の空間〔後編〕 山田龍太郎 68

問研のページ:
茨城支部のとりくみ 75
ニューヨーク公共図書館の活動に学び実践した日々 大畑美智子/物理的な空間としての図書館 赤津みゆき
第2回全国委員会の記録 77
12月号訂正 77
訃報
編集後記 80

イベントガイド:
図書館問題研究会第45回東北集会in秋田 59
図書館問題研究会第46回研究集会in横浜 72

column: 図書館九条の会:
戦争や平和を考える企画展─被爆者の声を伝える原爆詩とそれを世に問うことを託された書 西河内靖泰 62

Crossword Puzzle; 425 23

特集にあたって
編集部
文責:川越峰子
2020年1月号は「議会と図書館」を特集する予定でした。しかし、依頼したみなさん、それぞれの理由で執筆いただけず、結果特集なしとなってしまいました。敗因は毎度のことですが依頼が遅い!
毎度、テーマは良いと思うのですが、練り上げ詰めて依頼まで持ち込むことができず、依頼が遅くなっています。新年だし、これを機に、特集企画の詰めと依頼を早くということを心掛けましょう。
そして、流れた特集は、再チャレンジしたいと思っています。いいテーマだと思うでしょう? 読みたいでしょう? 自館の実践、情報、執筆者の推薦など大歓迎です。どしどし編集部までお寄せください。
さて、1月号ですが、特集なし、新年号なのにそれでいいのか、と全国委員が奮起して、時間的に長いものは書けないが、日ごろ思っていること、工夫、実践なら書けるのではと挑んでくれました。愛想もないけれど題して「図書館雑感」。
日ごろ語学学習に励み海外図書館訪問もして、多文化サービスに関心深い明石さんは、目から鱗の簡単(感嘆でもある)アイデア紹介。簡単なことだけど思いつけないですねえ。
小廣さんは、年度替わりから間もなくの体制いまいち、職員数も少ない連休中の催し報告です。ここでできればと思っても、なかなかできないんですよね。
高柳さんも実践報告。自分の担当する書架でのミニ展示。展示をまめに更新していくのは本当に大変です。大々的にしなくてもいいんですよね。
高野さんはこの頃いつも思っている「貸出ベスト」のこと。何気なく使っていた「ベスト」、意味をきちんと考えたことがありませんでした。
津越さんは『ニューヨーク公共図書館』の鑑賞から思い出したこと、など4話。先輩方はいろんな意味で先輩でした。
職員問題に関心高く職員問題委員会委員長でもある清水さんは、本を読んで日本の社会のあり方と働き方を考えます。まともに取り組むと大論文が書けそうな根の深いテーマです。
こうやって並べると、小さな実践報告や日ごろの思いをもっと交換する場がほしくなってきます。『みんなの図書館』の役割です。ミニ投稿大歓迎です!!

みんなの図書館編集部:明石浩/今井つかさ/片野裕嗣/川越峰子/小廣早苗/西河内靖泰/微笑正凡/藤巻幸子/二橋雅子/松本芳樹図書館問題研究会
http://tomonken.sakura.ne.jp/tomonken/
メール tmk55@tomonken.sakura.ne.jp

Posted by tmk