2026年2月号
みんなの図書館 2026年2月号 図書館問題研究会
FEBRUARY 2026 No.586
特集:国には法を、地方自治体には条例を
―― 正規司書職員を増やすために何ができるのか ――
特集にあたって 編集部 03
今、一人ひとりに何ができるのか 清水明美 04
条例・規則等に司書の規程がある自治体は貸出が多い 小形亮 10
図書館は、教育委員会事務局の組織なのか 林秀明 18
「図書館」を真ん中につながる・育ちあう市民・図書館員・議員 巽照子 24
だれもが利用しやすい図書館に 井関美季 30
地方議員の立場から図書館について考える 宮坂早苗 34
「会計年度任用職員の経験を活かす採用試験等の取組事例集」を、会計年度任用職員が読んでみた 村上由美子 40
「北摂アーカイブス」── 市民と一緒に作るデジタルアーカイブ 青木みどり 中尾公美 46
みんなの図書館編集部:
明石 浩/今井つかさ/片野裕嗣/川越峰子/高野 淳/西河内靖泰/微笑正凡/藤巻幸子/松本芳樹/村岡和彦/村上さつき
連載
こんな図書館はいやだ 37 行き場所がなく、図書館にずっといる老人は不幸なのか? 山重壮一 52
男木島図書館便り 70 額賀(福井)順子 58
情報と人間の交差点で 16 少年はアカウント乗っ取り犯だったのか? 限られた資料から真実に迫る試み佐々木央 60
ほん・本・Book
『こども文章教室』 宍道勉 68
『越境と風土・伝統の哲学』 中島尚子 69
column : 図書館九条の会
いま、軍拡競争をしていてよいのか 大塚敏高 70
Crossword Puzzle; 497 45
図問研のページ
学習会:
市民とつくる図書館~アメリカの事例から考える地域の図書館の可能性~ 09
お知らせ:
図書館問題研究会第52 回研究集会 in 大阪に参加しませんか? 71
会員異動/今月贈っていただいた資料/1月号訂正/編集後記 72
特集にあたって:編集部 文責:清水明美
[特集]国には法を、地方自治体には条例を
―― 正規司書職員を増やすために何ができるのか ――
近年日本の社会を支える公務員やエッセシャルワーカーの不足が社会問題となってきている。図書館でも公務員の非正規化・民営化により、ワーキングプアと呼ばれる給与・報酬で将来に不安を抱えながら働く職員が多数いる。司書の資格を持ちながら、正規の職が極めて少なく非正規として働かざるをえない現状のシステムを変えるために、何ができるかを考えてみたい。
まずは設置自治体の条例・規則における司書任用の記述とサービスの関係についての研究結果を小形亮氏に、自治体組織における図書館の位置づけについて林秀明氏に書いていただいた。正規司
書採用を維持していくための働きかけについて堺市の巽照子氏に、住民の側からの意見などを図書館協議会を通して伝えることついて井関美季氏に書いていただいた。さらに地方議員さんの図書館への思いと住民が議会を通して働きかける方法を原村議会議員宮坂早苗氏に、そして会計年度任用職員から正規職員を採用しようという自治体の動きを村上由美子氏に書いていただいた。
この特集が現状をどうにかしたい、でも方法がわからないという人々が、それぞれの場所から一歩動き出してみようというきっかけになれば幸いである。
