3月号

目次/2021年3月号/みんなの図書館
MARCH
2021
No.527

特集:図書館をめぐるトピックス
特集にあたって編集部 3
司書を会計年度任用職員として任用することを明記した条例・規則・要綱について 清水明美 4
図書館がなくなる!? 川越峰子 11
最近の図書館に関する著作権法改正の動向について─図書館WTでの検討を中心に 南亮一 17

一般:
多文化サービス成功の鍵は在住外国人の協力者を得ること 実践「タガログ語(フィリピン語)で語るおはなし会」─その人には、その人の言語で 明石 浩 27
利用者目線による公共図書館評価方法を考えよう 松岡要 32
当時の図書館は感染症とどう向き合ったのか─過去の文献から:主に大正~平成まで 加藤孔敬 38

連載:
用語ざんすか─2 「返却日」をめぐる深すぎる闇 二太郎 50

小さな世界で企画力を磨く─2 地図で距離と端っこを楽しむ 明石浩 52
図書館の生態系─8 若い呼吸器外科専門医が「教科書通り」といった… 山本順一 55

図問研のページ:
第14-25回常任委員会の記録 66
訃報 54
会員異動 54
今月贈っていただいた資料 72
編集後記 72

お知らせ:
発表者募集開始!図書館問題研究会第47回研究集会in Zoom 25
図書館問題研究会第46回東北集会in青森は開催を延期します。 49

column: 図書館九条の会:
菅ブーメラン発言と「野党効果」 石川ゆたか 65

Crossword Puzzle; 438 26

特集:図書館をめぐるトピックス
特集にあたって
編集部
文責:川越峰子
今月号では特定テーマではなく、「図書館をめぐるトピックス」として3本の記事を掲載する。
2本は残念なニュースである。知った時には衝撃だった。問題はその出来事に気づけていなかったことである。職員が少なく、また新型コロナウィルス感染症による負担の中にあって、なかなかよそのことにまで気が回らない、会員が減って図問研として情報収集力が落ちているということだろう。
トピックスの一つは図書館の閉館、図書館の存続の問題である。施設の老朽化に財政難が重なって図書館本館を閉館する。新聞の社説に載って騒ぎになった。
もう一つは司書の問題である。非正規職員が会計年度任用職員になった。そこで司書・司書補を会計年度任用職員とすることを条例等で定めた自治体がいくつもあったのである。
どちらも図書館を脅かす大きな問題である。私たちはどう対処したらよいのだろう。
もう1本は、前進と言える。著作権法の改正を解説する。
社会が大きく変わっていくときである。その中でも変わらないもの、変えてはいけないものがある。また、積極的に変えたいものもある。選択を誤らずに、対処したいものである。

みんなの図書館編集部:明石浩/今井つかさ/片野裕嗣/川越峰子/小廣早苗/西河内靖泰/微笑正凡/藤巻幸子/二橋雅子/松本芳樹
図書館問題研究会
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Posted by tmk