10月号

目次/2021年10月号/みんなの図書館
OCTOBER
2021
No.534
特集:沖縄の図書館

特集にあたって 沖縄県図書館協会調査研究部会 3
戦後沖縄の図書館の復興過程 漢那憲治 4
沖縄県立図書館における移民関係の取組 原裕昭 9
コロナ禍の図書館 大城麻子 14
コロナ禍で新たに取り組んだこと─うるま市立図書館、ステイホーム読書支援・感染防止対策事業 榮野川敦 21
「沖縄戦」という観点から図書館での活動を振り返る─「沖縄戦」に関連したレファレンスサービスについて 岩下喜博 25
うまんちゅぬ(ルビ=みんなの)デジタルアーカイブを目指して─琉球大学附属図書館の取組み 田勇樹/與那覇政輝 29
沖縄県高等学校図書館の実践─教諭と学校司書が連携した平和資料展を通した主体的・対話的な深い学びの教育実践 手登根千津子 37
北谷町(ルビ=ちゃたんちょう)立図書館で育む教材開発力─「チャタコレ2019:ブックファッションショー」の実践事例から 望月道浩 42
那覇市の学校図書館教育─職員配置の面から 野里純 49
沖縄の歴史から学ぶデモクラシー─図書館司書課程における歴史学習の取り組み 堀川輝之 54
すべての島んちゅに本との出会いを─沖縄県立図書館「空とぶ図書館」と広域サービスについて 上原望生 59

一般:
『未来の図書館のために』の「一図書館人の思い出」について 鬼倉正敏 65

連載:
男木島図書館便り─44 額賀(福井)順子 69
小さな世界で企画力を磨く─6 昔の旅を思い起こす 企画力を磨く旅─沖縄・那覇市ひとり旅1泊2日 明石浩 71
こんな図書館はいやだ─12 こんな図書館はいやだ、ではなくて、こんな図書館がいい その8 山重壮一 75

図問研のページ:
9月号訂正 79
会員異動 80
編集後記 80

Crossword Puzzle; 445 64

特集にあたって
沖縄県図書館協会調査研究部会
望月道浩(部会長)/山口真也(副部会長)
沖縄県には「沖縄県図書館協会」という個人会員と団体会員によって構成される任意団体が存在します。沖縄県立図書館に事務局を置き、毎年1回、『沖縄県図書館協会誌』という機関誌を発行するとともに、会員向けの研修会や研究会なども開催しています。
沖縄県図書館協会の専門部会の1つに「調査研究部会」があります。
2017年2月19・20日に沖縄県で開催された「第43回研究集会」の共催団体としても図書館問題研究会とつながりをもっています。今回の特集「沖縄の図書館」を編むにあたっても、調査研究部会のメンバーを中心に執筆依頼を行いました。
本特集では、沖縄の図書館の戦後の復興過程をふりかえりつつ、館種別に、公共図書館、大学図書館、学校図書館の実践を紹介しています。また、図書館の機能をいかした教育活動や司書課程の取り組みをまとめたレポートからも、沖縄らしい図書館の一面を知ることができると思います。最後に、地域や館種を横断する取り組みとして、沖縄県立図書館による広域サービスを紹介しました。
編集部から特集原稿を依頼されたのは2021年5月末のこと。ちょうど、沖縄県に2回目の国の緊急事態宣言が発出された頃で、図書館現場は対応に追われていた時期でした。執筆の依頼にこたえてもらえるかどうか、不安がありましたが、多くの方々にご快諾いただき、「沖縄の図書館をぜひ知ってもらいたい」という声も寄せられました。ご多忙な中、執筆して下さった皆さま、そして、沖縄の図書館に光を当てる特集を企画してくださった編集部の皆さまに深く感謝いたします。

みんなの図書館編集部:明石浩/今井つかさ/片野裕嗣/川越峰子/小廣早苗/西河内靖泰/微笑正凡/藤巻幸子/二橋雅子/松本芳樹

図書館問題研究会
http://tomonken.sakura.ne.jp/tomonken/
メール tmk55@tomonken.sakura.ne.jp

Posted by tmk