非正規雇用の図書館職員の待遇改善を求めます
図書館では、職員の約7割が非正規で雇用されており、低賃金で不安定な雇用などにより官製ワーキングプアと言われています。
近年、正規司書の募集は僅かに増えてきていますが、採用予定人数を大きく超える応募があります。正規雇用を希望しても、多くは非正規雇用のままで働き続ける選択をせざるをえません。
本来、図書館は正規の専門職で担うものです。それが難しいのであれば、公務・民間に関係なく様々な館種で働く非正規職員が経験を積み重ね、専門性を磨くことができるよう、非正規職員の待遇改善を早急に求めます。
このままでは、「民主主義の砦」と言われる図書館の担い手がいなくなることが危惧されます。私たちは以下の改善を求めます。
1.経験に応じた昇任昇格と専門的労働に相応しい賃金を求めます。
2.休暇等正規職員と同等の保障を求めます。
3.継続的な人材育成のために、有期雇用職員の無期転換を求めます。
2023年7月10日 図書館問題研究会第69回全国大会