アピール:誰ひとり取り残さない図書館をめざします

「読書バリアフリー法」が制定され5年が経過しました。2024年4月9日に「読書バリアフリーに関する三団体共同声明」、同6月27日に「読書バリアフリーに関する出版5団体共同声明」が出されました。
私たち図書館問題研究会は、これらの声明に賛同するとともに、以下について多くの関係者に強く呼びかけます。

1. 図書館は「知る自由」「読書の自由」を保障します。
2. 図書館利用に障害がある人すべてに多様な資料提供を行うため、学校図書館等を含めた相互協力を行います。また、出版流通、医療、福祉等、様々な機関・団体と連携します。
3. 図書館利用に対する障害は、個人の問題ではなく、図書館側にあるバリアであり、それを取り除くことによって、誰ひとり取り残さず、読書の自由を保障します。
4. すべての図書館利用者と手を携えて、読書の喜びを共有し、求めている資料を提供します。

2024年7月8日
第70回図書館問題研究会全国大会

Posted by tmk