1月号

目次/2019年1月号/みんなの図書館
JANUARY
2019
No.501

特集:図書館建築を考える
特集にあたって 編集部 1
最近の図書館建築の動向 中井孝幸 2
図書館建築の歴史から学ぶ 川島宏 9
相互作用で生まれた図書館サービスと施設の方向 伊東直登 16
図書館建設のハードとソフトを編集する 太田剛 23
全国初の県市合築(ルビ=がっちく)図書館─オーテピア高知図書館 上岡真土 32
「武雄市図書館・歴史資料館」を建築的に考えた 井上一夫 39
とびきり心地よく、刺激的なサードプレイスを創ろう─県立長野図書館「信州・学び創造ラボ」検討ワークショップについて 小澤多美子 52
図書館のリノベーション─学校図書館を、生徒の学びを支えアイデアを形にする場所へ 有山裕美子 59

連載:
図書館で働く若者たち─2 情報の海で 畔上友里 68
男木島図書館便り─26 額賀(福井)順子 71

各地のたより:
東京発=「どうするどうなる東久留米市の図書館いま、私たちに必要な図書館は?」を開催しました 小形亮 78

図問研のページ:
会員異動 80
今月贈っていただいた資料 80
編集後記 80

原稿募集!『みんなの図書館』とわたし 77

イベントガイド:
図書館問題研究会第45回研究集会in宇佐 74

column: 図書館九条の会:
自衛隊と憲法について73 赤尾幸子 73

73Crossword Puzzle; 413 73

特集にあたって
編集部
文責:川越峰子

新設だけでなく、年を経た図書館には耐震の問題や改築、最近では再編もあって図書館は結構建てられている。以前から図書館の建築について特集が組めないかと思っていたのだが、なかなか賛同が得られなかった。図書館建築の特集というのはやっていそうで割とやっていないのである。

図書館と建築というと、昔からあることではあるが、図書館の言うことを聞いてもらえないとか建築サイドに押し切られたというのはよく聞くところである。また、建築家の作品であって図書館の建築としてどうかといった批判も聞くようになった。
そこで、図書館の建築はどうあるべきか、使いやすい図書館とはどんな建築かをコンセプトに特集を組むことにした。
中井孝幸氏に現在の図書館建築の状況を利用者調査とともに報告していただき、川島宏氏に図書館建築を振り返っていただいた。そして各図書館から建築に臨んだ経験や建築に寄せた思いを綴っていただいた。比較的新しい図書館から沢山の原稿がいただけた一方、長らく使われてきた図書館の実際について、その使い心地や問題点についても原稿があればと思ったが、力及ばず実現しなかった。今後の課題としたい。

みんなの図書館編集部:明石浩/片野裕嗣/川越峰子/子安伸枝/西河内靖泰/ 微笑正凡/藤巻幸子/二橋雅子/松本芳樹

図書館問題研究会
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メール tmk55@tomonken.sakura.ne.jp

Posted by tmk