10月号

目次/2019年10月号/みんなの図書館
OCTOBER
2019
No.510

特集:移動図書館の可能性
特集にあたって 編集部 1
地域の伴走者としての移動図書館へ 石川敬史 2
西日本豪雨で被災した倉敷市真備地域への移動図書館車の運行について 原田栄一 11
洋野町の移動図書館について 平留美子 17
移動図書館車は究極のフルカスタマイズ車!その製作現場を取材 子安伸枝 25
コラム:自動車図書館の用語/図書館車 31

一般:
新人さん、いらっしゃい!─国立国会図書館班新人歓迎特別例会報告 国立国会図書館班 33
『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』を見て考えたこと 稲垣真穂 38
図書館に行きたくなる図書館利用案内─悪徳商法風味 島津芳枝 41
ヘルシンキ中央図書館見学記 竹内ひとみ 48
6か月半で「インドネシア語技能検定試験D級合格」─外国語の実力を上げる効率良い学習の仕方 明石浩 53
条例制定後も粘り強く継続交渉を行い、労働条件の改善を目指そう! 松本芳樹 61

連載:
男木島図書館便り─33 額賀(福井)順子 64

ほん・本・Book:
『地域資料サービスの実践』 藤巻幸子 66

各地のたより:
神奈川発=学図研、アピールで専門・専任・フルタイム・継続雇用の学校司書配置求める─会計年度任用職員制度導入を前に 学校図書館問題研究会 68

図問研のページ:
全国大会に参加して 72
『住民の権利としての図書館を』2分冊で10月10日刊行! 73
第4, 1回全国委員会の記録 76
第21-22, 1回常任委員会の記録 76
今月贈っていただいた資料 69
会員異動 80
編集後記 80

イベントガイド:
竹内悊先生講演会─『生きるための図書館』 70

column: 図書館九条の会:
「義民の里」というところ 千田幹雄 71

Crossword Puzzle; 422 32

みんなの図書館編集部:明石浩/片野裕嗣/川越峰子/子安伸枝/西河内靖泰/微笑正凡/藤巻幸子/二橋雅子/松本芳樹
図書館問題研究会
http://tomonken.sakura.ne.jp/tomonken/
メール tmk55@tomonken.sakura.ne.jp

 

特集にあたって:
編集部
文責:微笑正凡
遡れば日野市においてひまわり号が運行し、「図書館」を市民に浸透させ、各地で貸し出しを伸ばし、移動図書館の運行は図書館設置へ住民運動の原動力ともなりました。行政当局に図書館設置の必要性に気付かせる契機ともなりました。
さて、移動図書館の運行から時代は一回りしました。
移動図書館はいま、どうしているのでしょうか。今も読みたい人に本を届けるために団地、マンションの駐車場、病院や高齢者施設、幼稚園や小学校やショッピングセンター等、いろいろな所へ出かけていっています。また東日本大震災後の被災地への巡回においては、その機動性が再評価されました。
全域奉仕やアウトリーチサービスが移動図書館の中心的な機能であることは変わりません。図書館の基本的な機能はあの小さな車体にも備わっています。IT化の進展は移動図書館の高機能化をすすめる契機になるかもしれません。もちろん図書館員が乗車することにより命が吹き込まれることになります。
少ないながらも棚から本を選べる移動図書館車。どんな本を載せていくかは担当者の経験と知識が問われるところでもあります。選んだ本を通して利用者と職員、利用者同士のコミュニケーションが生じ、小さなコミュニティも育まれていくはずです。図書館員の郷土への愛着や愛情によって、そこに温もりが生まれるでしょう。
どこでも、だれでも図書館を利用できるように、サービスの先端切羽として、移動図書館は今も元気に日本中で働いています。
特集では、成長する地域の伴走者としての移動図書館について、論考を一本。昨年の西日本大豪雨で被災地に運行した倉敷市の移動図書館について、東日本大震後種市町と大野村が合併してできた岩手県洋野町の移動図書館について、図書館活動も踏まえた報告を二本紹介させていただきます。また、編集部より移動図書館車製作の現場をレポートさせていただきます。
みなさんの住んでいる町や村では、今も移動図書館は走っていますか。暮らしの中に溶け込んだ移動図書館の近況を編集部までお知らせください。

 

 

Posted by tmk